2009年12月31日

今日のおすすめの一冊『手帳フル活用術―仕事の達人、27人の「手のうち」! 』★★★★★

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■ 中島 孝志 (著) 、知的生きかた文庫(三笠書房)

ちょうど来年の手帳も買ったし、どんな使い方を
しようかな、と思っているところに本書です。

今年の手帳コーナーは、さまざまな「スタープレイヤー」
の名を冠したものが陳列されていて、選ぶのが楽しいですね。



★★★★★

<< 手帳は夢を実現するための羅針盤 >>

ハウツー本かと思って読んだら、違ってました。
手帳やノートを存分に使って、潜在意識に刷り込み、自分の夢を
実現する。目標を設定し、スケジュール化し、また、バックキャスト手法で
逆線表を引き、夢をかなえる。夢を「だったらいいな」ではなく、
「何をいつ、達成している」と、完了形で書くこと・・・・。

中島氏の他の著書とも重なるネタも多いのですが、本書で
気に入った箇所はここ。

・仕事は緊急度、重要度で四分割し、優先順位をつけて取り組む
・手帳をチェックする1日のサイクル
・夢リスト5つの作り方(ToDoListなど)
・こんなことも手帳に書く(仕事、趣味、お金、自己啓発、健康)

特に、月間、週間スケジュールの具体例が図で掲載されていて
これは参考になります。空き時間をくっきりと浮かび上がらせると
いう、仕事イベントを四角で囲む方法は、ぜひ実践したいものです。

これによって、1日、短期、中期的には、メリハリのあるタイムマネジメント
ができそうな気がします。もちろん、長期の夢をどんどん書き込んで更新する
ということも、本書で教わりました。





【目次】

第1章 成功者は、このように手帳を活かしている!―手帳はあなたの「仕事力」のバロメーターだ(手帳をフル活用するための「3つの習慣」
ある大物起業家の手帳の「中身」 ほか)
第2章 これが一流ビジネスマンの手帳術―何を、どこに、どう書くか(これからはPDA手帳も視野に入れる
月間予定表は、「ひと目でわかる」工夫を ほか)
第3章 “最短”で願いをかなえる手帳術―「5つのリスト」で夢を実現(魔法のツール―「ブレイン・マップ法」
自分の一番の願いを“目に見える形”にする ほか)
第4章 手帳を「人生計画」にフル活用!―「長期プラン」の立て方(“書いた通りに”キャリアアップした人の手帳術
「10年後のビジョン」から逆算してプランを立てる ほか)
第5章 一冊の手帳の“無限の可能性”―お金を殖やす、売上を増やす!(「成功手帳」に集まった情報は宝の山
手帳で株価を定点観測した大金持ちに ほか)




中島 孝志(ナカジマ タカシ)

早稲田大学政治経済学部卒、南カリフォルニア大学院修了。企業を数社マネジメントするかたわら、経営コンサルタント、経済評論家、ジャーナリスト、大学・ビジネススクール講師、テレビコメンテイターなど、幅広く活躍中。また、経営者、ビジネスマンの勉強会「キーマンネットワーク」「原理原則研究会」を主宰している



posted by 佐倉ごるふ at 02:21| 東京 ☀| Comment(39) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月30日

今日のおすすめの一冊『収入複線化マニュアル/「収入減」に負けない人生戦略』★★★☆☆

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■ 藤井 孝一 (著) 、光文社

はっっきり言って、週末起業フォーラムの宣伝本なのですが。
でも、なぜ副業をするのか?のくだりは、必読です。

誰かに言われるからではなく、自分や家族の生活を充実させる
ために、リスクを最少にするのは当たり前でしょう。




★★★☆☆

<< いろいろやるのが、当たり前の時代のガイド >>

基本的には週末起業フォーラムを中心とした、
一社懸命からの脱出マニュアルで、さらっと読める。
でも、ポイントは押さえてあります。

本書でいうところの収入複線化、とは、いっときの
お小遣い稼ぎを含む場合もありますが、それがメインではない。
それでてべていける収入が安定的、継続的に得られると
いうことがポイント。もちろん、これは理想であってなかなか
実現するまでは大変です。

本業以外を行うことのメリットは、
・いざというときに経済的な苦境に陥らなくていい
・自分ー会社=0、という、会社がなくなると、自分もなくなる
というリスクから自由になれる
・さまざまな体験ができる
・定年以降の自分の人生の目的ができる
などなど、メリットは結構多い。

しかし、デメリットもあるので、そこは本書で押さえておきたい。

可能なら本業をもったまま、収入源を複数もち、自己実現できて、
やとわれるリスクを最小限にするための、実例入りの「複数業」ガイドとして
よくできています。参考文献や参考URLも掲載されていますが、これはそんなに
充実していないので、もっとレファレンスをつけてほしかったです。

それぞれの業の概要なので、入門と割り切って、その道がやりたければ
もっと深く情報収集する、という位置づけの本。





【目次】



プロローグ
・あなたの不安の正体はなんでしょう?

第1部
第1章「収入の複線化」とは?
・本当にいまは「副業ブーム」なのか?
・どう考えても「水脈」をもう1つ持つしかない
・多くのお金持ちや経営者がやっている方法論
・以前に比べて「稼ぐ道」は飛躍的に増えた
・「週末起業」はハードルが高いと感じている方に
・支出は安定的・継続的なもの。収入は......?

第2章 6つの視点と6つの質問で
自分に合った稼ぎ方を見つけよう
・自分にはどんな副業が合っているのかを知ろう
・6つの視点で自己分析をしよう
・視点1 あなたの会社は副業を認めているか?
・視点2 どのくらいの時間を割けるか?
・視点3 どのくらいの軍資金を用意できるか?
・視点4 どのくらいの金額をいつまでに得たいか?
・視点5 どこまで本腰を入れて取り組めるか?
・視点6 どんな将来像をイメージしているか?
・自分に向いている副業を知る6つの質問----【副業を選ぶ適性診断】
・小手先のテクニックではなく、長期的な戦略を

第2部
第3章 アルバイト
《専門家》ジャーナリスト・日向咲嗣さん
<実例 >山元智さん(32歳・サービス業)
<実例 >田中友一さん(26歳・運輸業)
[藤井孝一の補講]アルバイトで収入を複線化するために必要な戦略思考

第4章 ネット副業
◎オークション
《専門家》ヤフー株式会社 Yahoo!オークション担当者
< 実例 >もすもすさん(25歳・IT企業)
◎ドロップシッピング
《専門家》株式会社もしも代表取締役・実藤裕史さん
< 実例 >中山智之さん(29歳・不動産業)
◎アフィリエイト
《専門家》株式会社ファンコミュニケーションズ執行役員 社長室長・杉山紳一郎さん
[藤井孝一の補講]ネット副業で収入を複線化するために必要な戦略思考

第5章 週末農業
《専門家》ジャーナリスト 土日農業研究会主宰・宮崎隆典さん
< 実例 >中島昭聡さん(24歳・起業・独立のコンサルタント業)

第6章 週末起業
《専門家》藤井孝一
< 実例 >高原真由美さん(39歳・サービス業)
< 実例 >長崎順一さん(60歳・電鉄会社)

第7章 不動産投資
《専門家》著述業 不動産投資家・沢孝史さん
< 実例 >幸田信行さん(39歳・インターネットサービス会社勤務)
[藤井孝一の補講]不動産投資で収入を複線化するために必要な戦略思考

番外編 株式投資・FX
《専門家》経済アナリスト・木下晃伸さん
《専門家》FX投資教育家・平田啓さん
< 為替実例 >量産型ノブオさん(24歳・IT企業金融部門)

第3部
第8章 副業ロードマップで
生涯続く収入源を量産する
・収入源の量産にはダンドリがある
・4つの副業をやる意味
・【STAGE1】アルバイト
・【STAGE2】ネット副業
・【STAGE3】週末起業
・【STAGE4】不動産投資
・大切なのは、プロセスごとの目的の明確化
・富裕層のように、副収入を複線化しよう
・成功者の共通点、できない人の共通点

エピローグ
・起業家精神で、豊かな国を作ろう
・10年前の私も、試行錯誤していた
・私を勇気づけてくれたたった2名のセミナー参加者





【 藤井 孝一 】

アンテレクト代表取締役。経営コンサルタント。
中小企業診断士。1966年、千葉県生まれ。
慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。
米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルタントとして独立し、
「週末起業フォーラム」を設立。起業や創業のコンサルティングを行い、
全国のビジネスパーソンから、カリスマコンサルタントとして
圧倒的支持を受ける。



posted by 佐倉ごるふ at 20:57| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月29日

今日のおすすめの一冊『不都合な真実 ECO入門編 地球温暖化の危機』★★★★★

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■ アル ゴア (著), 枝廣淳子 (翻訳) 、ランダムハウス講談社

映画はまだ観ていませんが、昔、地球を俯瞰するすばらしい
ドキュメンタリー映画「コヤニスカティ」という作品を見て、
地球というものを感じる機会がありました。

本書は、小さな本ですが、しかし、子供や家族で地球環境問題と
人類の未来について話をする、大変いい本だと思いました。



★★★★★

<< 地球環境問題は、この本からスタートしていいと思います >>

正直吐露すると、地球環境問題が「ある」のは知ってますが、
それが具体的にどういうことなのか?というのか、なかなか
全貌を知る機会は少ない。

私は、不都合な真実は映画もDVDもまだ観ていませんが、
本書を手にとって、自分の狭い視野が一気に広がったような
衝撃を受けました。

どっちかといえば、ニュースなどでグローバルな環境問題を見る
ことはあっても、実際に自分が何ができるか、といえば、それは
たとえば、ゴミの分別や節電やゴミを少なくなど、身近なところから
の行動は生活に浸透しつつあるように感じます。

本書はヒットしたドキュメンタリー映画の書籍化ですが、
環境問題をグローバルな視点でとらえる入門としては
(副題にも、エコ入門、とあるように)よい本ではないでしょうか。

百聞は一見にしかず、ということわざのとおり、環境問題も、文章を
読んだり、人の話を聴くよりも、写真や映像で、地球、生命、生物、
環境の危機を知ることが、もっとも衝撃を受け、危機感をもって、問題意識
をもつ、生活に取り組むことにつながる、と思いました。






【目次】

はじめに
第1章 変わりゆく地球
第2章 無言の警告
第3章 冷たい確かな証拠
第4章 ハリケーン警戒
第5章 極端な大雨、極端な少雨
第6章 地球の果て:北極
第7章 地球の果て:南極
第8章 新しい地図?
第9章 深刻な問題
第10章 健康への害
第11章 崩れるバランス
第12章 衝突コース
第13章 技術の副作用
第14章 「真実を否定してはならない」
第15章 危機=チャンス
謝辞
Credits (写真・図版提供)
牽引
できることから始めよう
地球温暖化をめぐるありがちな10の誤解
訳者あとがき




アメリカで昨年、日本でも今年公開され話題となった映画『不都合な真実』。
この作品はドキュメンタリー映画としては異例の大ヒット&ロングランになり、
第79回アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞を受賞しました。

同名の書籍も世界各国でベストセラーとなり、この四半世紀の間に発生した
鳥インフルエンザやSARSといった奇病、猛威を振るった
ハリケ-ン・カトリーナは、偶然起きたのではないことを教えてくれました。

『不都合な真実』は日本やアメリカだけでなく、世界中に地球温暖化の
事実を知らしめ、いまやこの問題は地球全体の共通の問題になっています。

そして、世界のあちこちでエコ・ライフを送る人たちが増えてきました。



posted by 佐倉ごるふ at 10:49| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月28日

今日のおすすめの一冊『意思決定力』★★★☆☆

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■ 本田 直之 (著) 、ダイヤモンド社

久しぶりの本田氏の本。最近、こういう個人サバイバル本
が多いですね。



★★★☆☆

<< 自律したオトナが自分の人生に責任をもって生きるために >>

正直、とまどいました。レバレッジとか「なまけものの」とか
経営コンサルティングの本田直之氏が、なぜ、また、今、
「意思決定力」という、どっちかっというと地味なテーマの本を
出したのか?なんか唐突な感じも持ちましたね、最初は。

冒頭にテーマが掲示されています。いわく、
「自分の人生を自分でコントロールしていますか?」

これは、あの「キャリア・サバイバル術」と通底している、
「会社も社会も頼りにならない時代に突入」した日本社会で、
いかにしてサバイバルしていくか?なるほど、そういう意図ですか。

今回は、これを「誰かに決めてもらって、そのレールを一所懸命走る」
という従来の生きかたから脱却するために、小さなことから、大きな
ことまで、自分で決断し、しかし、リカバリもちゃんと実行し、経験と
失敗から知恵を身につけていく。

そのためのさまざまな方法論を、企業経営のさまざまなツールから借用し、
小さな組織の意思決定から、果ては個人の生きかたの意思決定もできる、という
ことを説いてみせます。論理展開や文章表現としては、本田氏の一連の
作品の中では、自己啓発シリーズのほうではなく、たとえば、
「レバレッジ・マネジメント」と同様、きわめてハードコア寄りの書き方に
なっています。

そういう点では、「わたしは合理的に考える性格であり、本書ではこれまで
述べてきたとおり、できる限り客観的な意思決定をするように心がけています」
とあるとおり、極めて、論理的、かつ冷静な書き方になっています。

もしかしたら、こういう冷静な「目」は、合理的な意思決定に必要という
ことなのかもしれません。





【目次】

Stage 1
なぜ今こそ
「意思決定力」が必要なのか?

Stage 2
大前提となる
「基本ルール」
を理解しているか?

Stage 3
「情報のインプット力」
を鍛える

Stage 4
インプットした情報から、
「選択肢」を抽出する

Stage 5
「シミュレーション力」
を鍛え、意思決定する
Stage 6
意思決定で失敗しない、
「リカバリー力」
を蓄える

Stage 7
毎日のトレーニングで
「意思決定力」
を鍛える




【 本田直之 】

レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEO。
シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQへの上場に導く。
現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、少ない労力で多くの成果をあげるためのレバレッジマネジメントのアドバイスを行う。
日本ファイナンシャルアカデミー取締役、コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティング取締役、米国Global Vision Technology社取締役を兼務。
東京、ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで生活するデュアルライフをおくっている。
著書は累計125万部を越え、25万部突破の『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則』『なまけもののあなたがうまくいく57の法則』(共に大和書房)、『レバレッジ・リーディング』『レバレッジ・シンキング』(共に東洋経済新報社)、『レバレッジ人脈術』(ダイヤモンド社)、『レバレッジマネジメント』(東洋経済新報社)『本田式サバイバル・キャリア術』(幻冬舎)、監訳書に、『マインドセット』(ダイヤモンド社)『フォーカル・ポイント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。
サンダーバード国際経営大学院経営学修士(MBA)。明治大学商学部産業経営学科卒。
(社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー。世界遺産アカデミー正会員。一級小型船舶操縦士。



posted by 佐倉ごるふ at 23:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月24日

今日のおすすめの一冊『転職後、最初の1年にやるべきこと―新しい組織で成功するための56の教え』★★★★★

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■ 秋山 進 (著) 、日本能率協会マネジメントセンター

タイトルを見ると、たくさんある、転職本、離本の
ノウハウ本の、単なる一冊に思えます。
しかし、体験者から言わせますと、会社を離れるより、
新しい職場、組織で成果を上げて、転職を成功させる
ことのほうが、よほど至難の業です。

そんなことをしていると、そこは人間、生き方とか
人生とか、仕事の意味とか、成功の定義とか、
人間関係とか、いろんなことを考えざるを得ません。

本書では、実用的なノウハウや会社組織や仕事という
波を泳ぐ方法をかなり生々しく書いてありますが、結局
最後には、そんな自分の生き方を他人との比較ではなく、
自分自身として肯定できるか?ということにつきるような
気がします。



★★★★★

<< 「転職ノウハウ本」ですが、本当は「キャリア」本の名著 >>

私も何社か転職を重ねた身ですから、本書に書かれている
「入社直後」「一週間」「一ヶ月」「半年」「1年」という
期間で、その社風や仕事になじんでいくさまは、まったく同感です。

著者は「誇張しすぎかも」と述べていますが、経験者から言わせて
いただくと、本書で書かれている、その会社組織固有の文化、空気
社風、暗黙のルール、それに仕事そのもののやり方や組織の上下関係
などは、そんなに誇張されていない、と読み解くのが無難です。

さて、★5つにしたわけは、本書の最後にあります。
結局、著者もまとめめていますし、転職とかに興味がありそうな
読者も感じていることですが、いくつかの会社を経験すると
(外資、国産は問わず)「一体仕事での成功って何」「仕事って
何」「会社って何。会社で働くって何」など、人生、生き方や
キャリアについての深い、深い疑問や模索の路に入っていくことに
なります。

私が本書を読んでよかったと思うのは、少なくとも最後の一点に
あります。すなわち、「選択しなかった自分の過去を振替っても
仕方がない」「成功した人たちは、どんな選択肢を選んでも、あたかも
最高の選択肢を選んだかのように、一生懸命努力をし、一生懸命に行動する
人」なのではないか、と思ったというのです。そして、あの
ルイス・ガースナー会長でさえ、「最後まで外様だった」といっている
ように、我々は、会社に雇用されるという受身から、自分の人生を
プロとして切り開き、満足や成功に向かって懸命に生きていくことが
できる、という力強いエールを感じることができることです。

掘り出し物のお薦め本です。




【目次】

入社第1週 あなたは特別な存在ではない
入社1カ月まで 熱心な学習者だけが生き残る
入社3カ月まで 大きな成果を狙うな!小さな実績を積みあげよ
入社半年まで 若葉マークの時代
入社1年まで あなたはすでに転職者ではない
「好きなこと」を仕事にするために




【 秋山 進(アキヤマ ススム) 】

1963年奈良県生まれ。京都大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。事業・商品開発、戦略策定などに従事。98年からインディペンデント・コントラクターとして、エンターテイメント・人材関連のトップ企業においてCEO補佐を、その後、日米合弁のIT関連企業の経営企画担当執行役員として経営戦略の立案と実施を行う。現在は、複数企業の事業開発・マーケティング戦略の立案と実行、コンプライアンス教育、CEO補佐などを請け負っている


posted by 佐倉ごるふ at 23:06| 東京 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月21日

今日のおすすめの一冊『謎解き フェルメール (とんぼの本)』★★★★☆

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■ 小林 頼子 (著), 朽木 ゆり子 (著) 、新潮社

またまた、フェルメールの本です。
今回は、年代順に絵画作品の謎を解く、とてもたのしい本。
フェルメール研究の第一人者、小林先生と朽木氏による
平易な文章ときれいなカラー写真による、フェルメールを
めぐる時代、作風、謎、そして世紀の贋作事件と、技巧の謎に
ついて深く掘り下げていきます。



★★★★☆

<< 専門的な研究成果をわかりやすく伝える、楽しいムック >>

フェルメール研究の第一人者、小林頼子氏と朽木氏による
謎多きフェルメールの作品とデルフト、そして彼の生涯(特に
晩年の変貌と凋落)を解読しようとした、啓蒙書です。

フェルメール作品、それとフェルメールその人についての、
わかりやすい、あれやこれやを丁寧に解説した、とてもよい本です。

写真は、まずすべてカラーで掲載し、それだけでもとっつき易い。
しかも、文体が固くなく、親しみ易い。
カメラ・オブシュキュア技法や、CGを使った遠近投影法を修正した
フェルメール作品の謎を解く。

贋作事件の全貌や盗難事件も詳しく取り上げ、「なぜフェルメールが人気なのか」という、究極の謎解きに関する、小林氏自身の思いも披露しています。

とにかく、小林氏、朽木氏は、ほんとうにフェルメール作品、フェルメールと
いう人の謎が好きなんだな、ということを実感できる、楽しい本です。





【目次】

フェルメールはどこがどう凄いのでしょうか?
デルフトに生まれ、死んだひとりの画家のことを教えてください
フェルメールはどんな時代に生まれたのですか?
“風俗画家”としての本領はどこにあったのですか?(物語画から風俗画へフェルメールの選択―1650年代半ば
デルフト風景を描いたそのわけは?―1650年代末
フェルメール、何かを掴む
美しき到達点
翳りゆく晩年)
真作か?非真作か?論議のわかれる4作品
“200年後に再発見”の真相は?
世紀の贋作事件はなぜ起きたのですか?
フェルメールの絵はどこまで「写実」なんでしょうか?―21世紀の視点
なぜ狙われる?―フェルメール盗難史




【 小林 頼子(コバヤシ ヨリコ)  】

1948年生まれ。1982‐85年(オランダ)
ユトレヒト大学美術史研究所留学。
87年慶応義塾大学大学院博士課程修了。
現在、目白大学助教授

【 朽木 ゆり子(クチキ ユリコ)】

東京生まれ。ジャーナリスト。
国際基督教大学教養学部社会科学科卒。
同大学院行政学修士課程修了。
コロンビア大学大学院政治学科博士課程に学ぶ。
1987年から92年まで
「日本版エスクァイア」誌副編集長。
94年よりニューヨーク在住


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2009年09月09日

今日のおすすめの一冊『仕事が速くなる プロの整理術』★★★☆☆

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■ 吉越 浩一郎 (著) 、日経BP社

吉越氏の(特に、メリタジャパンとトリンプジャパンにおける)
経営、オペレーションは一通り読ませていただきました。
本書が残っていたのですが、今回、この整理術、というのを読んでみました。

* 他にトリンプ時代の手腕をまとめた『革命社長』という本がありますが、
これも機会があれば読んでみたいのですが。

残業禁止とか、デッドライン仕事術とか、人生指南本と若干
違って、本書では、細かな仕事の管理、段取りに関する、いたれり
つくせりな解説が開陳されています。

写真や図も豊富で、実際に、吉越氏がどうやって「課業」管理
してきたのか?そして、それを経営オペレーションにどのように
結びつけて、成果を出してきたのか?が、大変よくわかる一冊と
なっています。

まず、手元からはじめよ、というような言葉が浮かびました。

この辺が、「米国式ビジョン経営」と「大げさなプレゼン」で従業員
や顧客、株主などのステークホルダーにアピールしまくる、
米国式経営者とは一味違った、欧州式の思想なのでしょうか?

あ、そうだ。ジャック・ウェルチの経営学も読まねば。



★★★☆☆

<< マイクロマネジメントの極意 >>

吉越氏が実行し、十分な成果(19期連続増収増益、残業ゼロ)を達成
したので、誰からも文句の出ようがない、吉越流「仕事情報」の
整理術の開陳です。

整理術、とありますが、半分程度は、経営術、マネジメント術です。

デッドライン仕事術のコアは、他の著作でも十分に解説されていますが、
本書のミソは、「じゃ、具体的には、一体、どういうように仕事を管理
して実行していたのか」という観点で、メリタ式と銘打ってはいますが、
A4紙と電子ツールをあますところなく、使い倒す著者のノウハウを全部
見せてくれています。早朝会議で、OHPと紙を使って、徹底的に低コスト
(人的労力という意味でも、資源の節約という意味でも、時間節約という
点でも)を絞って、最大限の投資効果を追求する姿勢は驚くばかりです。

本書で初めて知ったのは、氏が「方眼紙をいつも持ち歩いていて、図解をして
人に説明するようにしている」というところ。さらに、紙派?の吉越氏と
思っていましたが、グーグルやiPhoneを駆使して、アナデジな仕事術を
積極的に実行されているところは、さすがだなと思いました。勉強になります。

でも、いつも見えないのが、(1)マイクロマネジメントに見えますが、
組織の長たる著者が管理していたであろう作業範囲がちょっと見えにくい、
それと(2)ホントウに、残業なしで、現場は、「明日まで」ということが
実行できていたのか?実際には、なんらかのフォローがあったのではない
だろうか?何にでも例外はあるはず、という疑問です。

企業秘密もあるでしょうし、すでに退任された企業の内部を開陳するには
限界があるのでしょうが、その辺をもっと知りたくなる吉越流の優れた
経営術です。

ところで、口述筆記の書籍なんでしょうか、推測ですけど。やけに余白
が多いし、図解もでっかい。新書でもよかったのでは?





【目次】

はじめに
■書類を整理する方法の「世界的な名作」
■A4の紙はメールと相性が良い
■仕事のプロになるには整理のスキルアップが必須

パート1 整理術の基礎
「情報整理バブル」から抜け出し、実用的でシンプルな仕組みを作る
■01 紙をなくせない理由
■02 A4の紙とメールの相性が良い理由
■03 アナログとデジタルの利点と欠点

パート2 メリタ式の書類整理術
「やるべきこと」をA4の紙で一元管理する
■04 紙を整理するルールを決めて、必ず守る
■05 紙に書き込みをすることでムダを省く
■06 紙で仕事の流れを最後までフォローする
■07 紙とプロジェクターを使い会議では即断即決

パート3 図とイラストの描き方
「伝えるべきこと」を図解してロジカルに仕事を進める
■08 図解すれば自分も相手も頭すっきり
■09 図解の具体例-ビジネス成功の三つの鉄則
■10 ロジカルに考えればイラストも描ける

パート4 アナログとデジタルの融合
GメールとグーグルカレンダーにiPhoneからアクセスする
■11 Gメールとグーグルカレンダーで「紙の欠点」を補う
■12 iPhone で情報を持ち歩く
■13 私の事務所の実際の状況

パート5 整理術を活かす働き方
「質問」で行動を整理する
■14 「なぜ」を繰り返してロジカルに答えを見つける
■15 「誰が・何を・いつまでに」を決めてスピーディーに問題解決
■16 すべての情報を公開して問題を未然に防ぐ
■17 ゴールをイメージしてチームを動かす




【 吉越 浩一郎(ヨシコシ コウイチロウ) 】

1947年千葉県生まれ。
ドイツ・ハイデルベルク大学留学後、
72年に上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。

極東ドイツ農産物振興会、メリタジャパン、メリタカフェを経て、
83年にトリンプ・インターナショナル(香港)に入社。

86年にトリンプ・インターナショナル・ジャパンのマーケティング本部長
に転じ、87年に代表取締役副社長、92年に代表取締役社長。
2006年に退任。トリンプ・インターナショナル・ジャパンの
社長在任中に、19年連続増収増益を達成。2004年には
「平成の名経営者100人」(日本経済新聞社)の1人に選出された。

現在は吉越事務所代表。経営革新を断行して業績を飛躍的に伸ばした
プロ経営者としての経験を活かし、
企業向けの講演などを中心に活動している。


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今日のおすすめの一冊『投資効率を100倍高める ビジネス選書&読書術』★★★★☆

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■ 藤井 孝一 (著) 、日本実業出版社

週末起業、藤井さんのビジネス書の読み方、使い方、情報
発信ノウハウの入門書です。
フツーの人が今からできる、情報のインプット、アウトプットの
ガイダンスです。サクッと読めて、ザクッと実行することが肝心。

来週、8/26水は、恒例、アンテレクトビジネス選書セミナーに
参加します。今回の講師は、「あの」和田裕美さんです。
今から楽しみです。

"和田裕美先生に学ぶ!仕事も人間関係もうまくいく『陽転思考』"



★★★★☆

<< ビジネス書にフォーカスした、読書の達人の「イロハ」 >>

言わずとしれた、ビジネス書大好きにして、週末起業の発起人
藤井氏の、読書ノウハウです。

書店にあふれる読書術のなかでも、藤井氏の本書は、ビジネス書に
フォーカスした、読書の達人による、心構えと、プラクティス入門です。

読書がインプットの王道であることに変わりはないことから始まって、
読書会の開催とお薦めビジネス書30選にいたるまで、軽く読めるけど
なかなかに奥が深い読書術本です。

小説やエッセイなど娯楽(と言い切っては語弊もあるかもしれませんが)
書と違って、ビジネス書には、「目的」「読み方」「記録」そして
読んだままほっておくのではなく、それを情報発信して(プラス、ひとつでも
実行してみることを、著者は推奨しています)こそ、読書が自分の
「糧(かて)」になることがよくわかります。

サラリーマンだった藤井氏のノウハウの開陳は、驚くような仕掛けや
奇抜なアイデア、ツールの紹介でなく、逆に、普通の人々が今からすぐ
に実行できる、等身大なガイドなのがすばらしいところです。

とはいえ、私もこうして書評を書いたり、ブログに書いたり、フセンや
マーカを片手に、必要なところを(速読ではなく)読む、など、著者の
説くノウハウにいちいちうなずき、方向性に間違いなさそうな安心感を得る
こともできました。

藤井さんの徹底振りは、本のカバーも帯も、はさまっているハガキ、パンフ
を全部捨てて、徹底的に書き込み、メモをし、始終(思考の)道具として
使い倒すという姿勢にあります。これは見習わないと。





【目次】

第1章 読書がもたらす大きな力
読書がビジネスの成果を上げる
本はわずかな投資で大きなリターンを得る道具
読書は人脈形成にも役に立つ
成功するためには読書が不可欠

第2章 本の洪水で漂流しない達人選書術
効率的に良書を選ぶ方法
本の洪水から、良書を抜き出すテクニック
ベストセラーランキングの活用法
たった5分の立ち読みで良書を選ぶテクニック
良書に出会える場所は無数にある

第3章 1日1冊読める! 読書術
読む前に気をつけるべきこと
3色ボールペンで読み進める読書
1冊の本を100%活用する能動的読書法
図を使って著者の頭の中を再現する
本を読む時間を作り出す
1日1冊! 効率的に読む技術
読書記録の作成は思い出以上の効果がある
読書にもコスト意識は不可欠

第4章 読むだけじゃもったいない! ビジネス書活用法
本の中身を仕事に活かす読書術
いつでも、どこでも学ぶ姿勢をもち続ける
本の中身を100%理解する読書術

第5章 読書活用の究極のゴール! 読書で人脈を作る
本をもとに小さな社会貢献
本は心のこもった最高の贈り物
書評の執筆で読書力をアップ!
必ず著者に会えるテクニック
学習効果が極めて高い読書会の開催

第6章 10万人を魅了するノウハウ公開! 読書レポートの作り方
読書レポートは一番手軽なアウトプット法
読書レポートの作り方
読書レポート作成時に心がけること




【 藤井孝一(ふじい・こういち) 】

1966年生まれ。
経営コンサルタント(中小企業診断士)。(株)アンテレクト代表。
1990年慶応義塾大学文学部卒業。大手金融会社に入社。
米国(ロサンゼルス)駐在を経て、1999年経営コンサルティング開始。
新しい起業スタイル「週末起業」のコンセプトの発案者、名付け親でもある。
著書に『週末起業』(ちくま新書)、
『成功するためのビジネス書100冊』(明日香出版社)
『「お金を稼ぐ!」勉強法』(三笠書房)などがある。


posted by 佐倉ごるふ at 08:47| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日のおすすめの一冊『クリエイティブ資本論―新たな経済階級の台頭』★★★★★

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■ リチャード・フロリダ (著), 井口 典夫 (翻訳) 、ダイヤモンド社

みんな!『クリエイティブ・クラス』を目指そう!
新経済社会にとって大切なもの・・・

会社X
出世X
お金X
飲み会X
TV鑑賞X
スポーツ観戦X
・・・・・

ライフスタイル○
健康○
環境○
水平的キャリア○
生活する場所○
音楽、芸術、趣味、読書、メール、人との会話・・○
スポーツをする○
・・・・・・

まあ、上は極端ですが、いままで新自由主義の下、ないがしろに
されてきた「人的資本」。これを中心にした都市論です。



★★★★★

<< 新時代に向かった「見えない社会勢力革命」を見える化した画期的著作 >>

驚きの書です。これは単に社会経済論という話ではなく、個人個人の
生活や人生にも、大きな影響を与えます。翻って、自分をとりまく
生活環境の変化、友人知人の行動様式での心当たり、自分の嗜好の
傾向、そして、これからの自分の生き方、職業選択、生活の場所を
考えてしまうこと必至です。

我々日本人でさえ、日頃のニュース記事や仕事での人との
つながり、日常生活ではなんとなく心の奥底で感じていた
生活シーンの変化。

本書に詳細に書かれている、数々の行動パターン、嗜好パターン。
あなたも、あなたの周辺にも、こういう人、結構いますよね。
心当たりがある。そこんところがクリエイティブ・クラスたる
ゆえん。みんな無関係ではいられない。

それを、フロリダは、多様な観点から、大変わかりやすく分析、検証し、「21世紀の人的資本」クリエイティブ・クラスの台頭と結論付ける。

たとえば、自分のアイデンティティは、従来は、所属する会社、従事する仕事、後ろのほうに、趣味やライフスタイル、知り合い関係などがくる。

しかし、クリエイティブ・クラスの時代では、どこを生活の場にして、
何の仕事をして、どんなライフスタイル、趣味で、最後のほうに、どこの企業に属するか?がくる。仕事優先ではなく、トータルなライフにあった仕事と生活の場所を選択する。
また、仕事は、一社で垂直的に自己実現しつつ、高給を目指して出世
するということではなく、水平に職業を移動していく、という嗜好。

これは、衣食住に困らなくなった豊かな社会(国家)に住み、知識労働に従事するクラスの人々のライフパターンである。

最後の章は、クリエイティブクラスの責任を説き、これが
一部、新時代の経済を切り開く特権階級のノーブリス・オブリージを
奨励するように見えますが、しかし、そんな浅薄な話ではありません。

国富という視点で検証するとき、国の繁栄、国際競争力、その前に
地域活性化、エリア活性化のためには、
フロリダが分類したような、クリエイティブクラスが時代を開拓していく階層であるとすれば(その結果、サービスクラス、ワーカークラスの経済効果も波及するならば)ケインズ的な意味で、国富の再分配という観点でも都市とクリエイティブクラスへの傾斜配分もやむをえないといえます。

いづれにせよ、米国での都市部やハイテク関係者の話が多いのですが、
フラット化した先進国世界での、彼ら(もしくは、我々日本人も含めて)ホワイトカラー階層の嗜好、生活様式、行動様式などを具体的に、まさにツボにどんぴしゃりと当てはまる分析、検証をしている本書には脱帽です。





【目次】

【主要目次】

1章 日常生活の変化

第1部 クリエイティブ経済の時代

2章 クリエイティブ精神
3章 クリエイティブ経済
4章 クリエイティブ・クラス

第2部 新しい働き方

5章 機械工場と美容室
6章 水平な労働市場
7章 カジュアルな職場
8章 クリエイティビティの管理
9章 不規則な時間

第3部 日常生活と余暇

10章 経験の追求
11章 ビッグモーフ

第4部 コミュニティ

12章 場所の力
13章 クリエイティビティの地図
14章 経済成長の三つのT
15章 社会資本からクリエイティブ資本へ
16章 クリエイティブなコミュニティの構築
17章 クリエイティブ・クラスの責任




【 フロリダ,リチャード(Florida,Richard)  】

トロント大学ロットマン・スクール・オブ・マネジメント教授。
同スクールの地域競争力に関する研究所のディレクターも務める。
The Rise of the Creative Class刊行時は、
カーネギーメロン大学ハインツ公共政策スクール、H.ジョン・ハインツ
3世記念講座教授。アメリカでベストセラーとなった同書は
その後15カ国以上で翻訳刊行され、一躍、著者を世界で最も注目される
都市経済学者にした。ワシントン・マンスリー誌の最優秀政治書籍を受賞

【 井口 典夫(イグチ ノリオ)】

青山学院大学総合文化政策学部教授、同大学社学連携研究センター(SACRE)所長。
東京の都心にて、数多くの都市再生プロジェクトを手掛ける。
専門は創造都市論、クリエイティブ経済論。
トロント大学ロットマン・スクール・オブ・マネジメント教授。


posted by 佐倉ごるふ at 08:46| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日のおすすめの一冊『リスク〈下巻〉―神々への反逆』★★★★★

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■ ピーター バーンスタイン (著), Peter L. Bernstein (原著), 青山 護 (翻訳) 、日経ビジネス人文庫

「ビジネス書」のベストなんとかで、必ず必読書として入っている本書。
今回、ようやく読むことができました。
昨日に引き続きの『リスク、神々への反逆』その下巻、完結編です。



★★★★★

<< 未来を予測することに挑んだ賢人たちの壮大な人類史(上巻)>>

よく、ビジネス書で必読の一冊にあげられている本書。
ようやく上巻、下巻を読み終えて、満足しています。

確かに、現代ビジネスパーソンには、必読書ですね。
特に、金融や経済学に直接関わっていない方々でも、
リスクリテラシーが声高に言われている今日、リスクに
関わる人類の長く、壮絶な思想革命を知っていることは
重要なことだと思います。

タイトルにある「神々への反逆」とは、紀元前も入れて
数千年にわたる、人類の「不確実な未来に関する」壮大な
智慧の戦いの歴史です。不確実な未来をいかにして、予見可能な
範囲に帰着させるのか?これに数理論理的人類の英知を傾けた革新
の物語。

古代ギリシャに始まり、行動ファイナンス、遺伝的アルゴリズム
に至る、「ものを数える」ことから「コンピュータを駆使した」
未来のシミュレーションに至る、ありとあらゆる、先人たちの
取り組みが、その人の個性や生き方も交えながら、あざやかに
展望していきます。

ぞの主軸は、著者が「はじめに」で語っているように、二つの
概念で包括されます。ひとつは、最善の意思決定は計量的手法と
数字に裏付けられた過去から敷衍できるというもの。もう一方は
未来への意思決定は、不確実性に対する主観的な信念で行うもの
といえる。

著者が目指す、記述の到達点は、資本市場における合理的投資
や投資家行動の、今日の到達点にいたる、歴史を、哲学、数学、
確率論、統計学、ポートフォリオ理論、分散投資理論、デリバティブ
や行動ファイナンスに至る智慧とビジョンとロジックを総括する
ことにあるようですが、なにせ、カバーしている分野が広範囲
なことと、登場する歴史上の人物があまりにの有名かつ人数
が多く、読んでいて恐ろしくなってくるほどの大著です。

下巻では、正規分布における平均回帰からはじまり、現代の
デリバティブと投資家行動、心理行動経済学、行動ファイナンス
そして、その先の「未来のリスクを予見する」革新の戦いと
資本主義市場における合理的判断の成功と失敗にまで至ります。





【目次】

一七〇〇~一九〇〇年 限りなき計測(サヤエンドウと危険
至福の構造)
一九〇〇~一九六〇年 曖昧性の塊りと正確性の追求(無知についての尺度
根本的に異なる概念
カロリー以外はすべて計測した男 ほか)
未来へ 不確実性の探求(不変性の失敗
理論自警団
別の賭けの素晴らしい仕組み ほか)




【 バーンスタイン,ピーター(Bernstein,Peter L.)】

1940年ハーバード大学卒業。在学中、レオンチェフなどの教えを受け、
ハイルブローナーと最優等を競う。ニューヨーク連銀、ニューヨーク共同銀行
などを経て投資顧問会社バーンスタイン・マコーレーに勤務、65年同社代表。
73年ピーター・L・バーンスタイン社を起こし、
コンサルティング活動を続ける。世界各地で講演経験を持ち、著作も多数ある

【 青山 護(アオヤマ マモル) 】

1975年横浜国立大学経営学部卒業、
82年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。
横浜国立大学教授。99年没


posted by 佐倉ごるふ at 08:43| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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